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2022/05/27
【店舗】鍵が鍵穴に入らなくなってしまった時は早めにご相談下さい!【鍵の変形】
こんにちは、赤坂の鍵・防犯専門店 カナイ ファインセキュア 店舗部です。
突然ですが、皆さんが鍵を使っていて、急に鍵が鍵穴に入らなくなってしまったことはありませんか?それは何らかの原因で鍵が変形してしまっているからかもしれません。
本日は、そのような「鍵の先端の変形」についてのお話です。
目次
使えていた鍵が突然使えなくなってしまった・・・
先日、ツァイスイコンの錠前をお使いのお客様より「鍵が鍵穴に入らなくなってしまったので合鍵を作りたい」というご依頼をいただきました。
実際に鍵を確認したところ、わずかに先端部分に変形が見られました。
鍵は地面に落としてしまったり、固いものにぶつかった衝撃で先端が潰れたり変形してしまったりすることがあります。
通常であれば重みのある鍵の持ち手部分が下になり落下するはずですが、手やカバンから勢いよく滑り落ちたり、ドアや壁にぶつけてしまったりした場合には、鍵の先端部分がぶつかってしまいます。瞬間的に一点に力が集中してしまうことから、先端がめくれたような状態になる場合があります。
例えば、鍵を地面に落としてしまった直後に、鍵が鍵穴に入らなくなってしまったら、それが原因だと明らかですよね。
しかし、落とした後もいつも通りお使いいただけていた場合、しばらく経ってからある日突然、鍵が鍵穴にささらず、「思い当たることがない・・・」そんなことが起こる可能性があります。
その原因は、鍵を落としてしまった直後にはそこまで変形は強くなく、ギリギリ鍵穴に入るような状態で、使用されるうちにその部分が、鍵の抜き差しや日常の鍵の持ち運びによって少しづつ変形が強くなり、鍵穴に入らない状態になってしまった、という状況です。
実際今回のお客様も同様で、“2週間程前”に玄関前でカバンから取り出そうとした際に鍵を落としてしまったそうです。直後には鍵穴に刺さり、しばらくそのままお使いになられていたそうですが、突然鍵穴に入らなくなってしまったとのことでした。
変形した鍵は直せるの?
次の写真は弊社参考キーですが、今回のお客様の鍵と似た状態になっているものです。先端がわずかに潰れているのがお分かりいただけるでしょうか?
赤い線が本来の鍵の形状、正しい角度です。
黄色い部分が、ぶつかった衝撃で変形し、膨らみが生じてしまっている部分です。特に内側に張り出した部分が引っ掛かることによって鍵穴に入らなくなってしまっている状態です。
このような先端部分のみの変形ですと、本来の正しい角度を見極め、溝に沿って細かく丁寧に研磨し、厚みも調整することで鍵穴に入る状態に直せることもございます。
今回のお客様はもともと合鍵2本作製のご要望でしたが、不具合の出た鍵の変形部分も綺麗に修正が出来ましたので、新たな合鍵は1本のみ作製させていただきました。
ただし、変形が強かったり、ヒビが入ってしまっているような場合には、力を加えると折れてしまう可能性は高く、直しの作業は出来ません。また、鍵全体が湾曲してしまっているような場合にも元に戻すことは出来ません。
「曲がった鍵を金づちとかで叩いて元に戻してください」
「折れた鍵を強力な接着剤でくっつけて下さい」
と店頭にいらっしゃるお客様は多いのですが、残念ながらそれは出来ません。
あくまでお直しが出来るのは “全体の変形はない状態で、部分的な僅かなめくれなど、小さな変形” の場合のみです。
鍵全体の変形についてはまた次回、詳しく解説していきます。
鍵の使用時に違和感を感じたら―お早目に相談を
鍵を鍵穴に入れる時に引っ掛かりがあったり、回す時に以前より固く感じられるような場合、無理な状態でお使いになると鍵穴側が故障してしまう可能性がございます。
合鍵をお作りになるより遥かに高額な費用が掛かる “鍵穴交換”(シリンダー交換)が必要になってしまうこともございます。
不具合のある鍵を拝見させていただき、その不具合の原因が鍵本体にあり、修復が困難な場合には合鍵を新しくお作りすることをお勧めしています。
店頭にお持ち込みいただければその鍵の状態を確認し、ご説明させて頂きます。
「今まで使えていた鍵が急に鍵穴に入らなくなってしまった」「入れづらい」「回しづらい」そのような症状があれば、出来るだけ早くその鍵の使用を中止していただき(鍵が複数本ある場合)、お早目にご来店ください。
以前と使い心地が違う気がする・・・そのようなわずかな違和感やご不安がある場合でももちろん構いません。どうぞお気軽にご相談下さい。
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