こんにちは。カナイ ファインセキュア 営業部です。

オリンピックを見たり、自宅に居ても忙しい毎日ですね。

突然ですが、ユーロプロファイルと呼ばれる鍵(シリンダー)をご存知ですか？

厳密に申しますとユーロ圏の統一工業規格のシリンダーなのですが、表側は前方後円墳のような形で、弊社ではドイツのツァイスイコン社製の製品を扱っています。

ユーロプロファイルシリンダーを使用する錠前の操作の特徴として、子鍵を2回転させて開け閉めする点があります。

2回転させる操作は、日本製の錠前にはない特徴であり、日本では馴染みが薄い為、最初は『壊れてるのかな？』『面倒だな』と思われてしまう事が多い様です。

ですが、その2回転には深い理由があります。

海外のセキュリティ事情を反映し、バールでのこじ開けに対し強くする為、デッドボルト（閂（カンヌキ）部分）が長く作られており、長く出す為に2回転させる必要があるのです。

2回転回すのがちょっと面倒と仰る方も多いのですが、このセキュリティ事情のお話をしますとご納得いただけます。

コロナ禍で、海外の旅番組も充実していますね。

観光スポットばかりでなく、地元の住民の方のお家にも訪問して、お洒落で洗練されたヨーロッパの暮らしが伝わる様な番組も多く目にする様になりました。

そんなシチュエーションで、家の扉を開けるシーンが映った時、住民の方が笑顔で鍵を2回転させて開けるところを見かけたら、この話を思い出して頂けたらと思います。

※補足説明
ユーロプロファイルはユーロ圏のいろいろな製品に対しする工業規格全般。余談ですがドイツ国内のみだとDIN規格（日本のJISに相当）というのが有ります。ユーロプロファイルシリンダーはその規格に沿った「シリンダー」を指す言葉です。

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