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2022/03/28
【店舗】捺印の基本をご紹介① | 捺印の失敗と訂正方法
こんにちは 株式会社 カナイ ファインセキュア 店舗スタッフです。
年度末~新年度で、異動や引っ越し、契約、口座開設や印鑑登録など、書類に印鑑を捺す機会がある方もいらっしゃると思います。
「いつも失敗してしまって押し直しになる」「うまくやらなきゃと思って時間がかかる」といった捺印のお悩みありませんか?
失敗すると面倒だから捺印は緊張してしまうといったお声も耳にします。
今回はそんな捺印についての知識を2回に渡ってご紹介します。
まず前編の本記事では、
・捺印の失敗はどこから?
・捺印の訂正方法
についてご説明いたします。
目次
- ○ 上手くいかなかった「捺印」どこまでがセーフ?
- ・これはOK!セーフの捺印例
- ・残念ながらアウトな捺印例
- ・アウトの場合は訂正を
- ○ 失敗した捺印の正しい訂正方法
- ・NGな訂正方法
- ・正しい訂正の仕方
- ・失敗は何回まで?
- ○ 修正テープで訂正はNG!訂正方法はしっかり覚えましょう
上手くいかなかった「捺印」どこまでがセーフ?
大事な書類なのに印鑑がうまく捺せなかった・・・という失敗経験。
皆さんも一度くらいはあるのではないでしょうか?
例えば公的な届け出や契約書類など、印鑑が重要な意味合いを持つ時、うまく捺せなかった印は、どこからが“失敗”とみなされるのでしょうか?
これはOK!セーフの捺印例
まずはセーフの例から。
一部がややかすれてしまったり、向きが曲がってしまっていても大丈夫です。
残念ながらアウトな捺印例
こちらは残念ながらアウトです。
・印影の一部が完全に欠けてしまっている状態
・全体が極端に薄くて文字が見えづらい状態
・印影全体、もしくは一部が滲んで文字が読みづらい状態
など、目視ではっきりとした文字の輪郭が捉えられないような場合はNGとなってしまいます。
アウトの場合は訂正を
印鑑は唯一無二証明ですから、似た印鑑で捺印した文字と見分けがつかないようになる状態では認められません。
その為、アウトの例で挙げたような場合は、「印影が不鮮明で証明として不可」とみなされてしまいます。
出来るだけ一度で綺麗に捺したいものですが、もし捺印に失敗してしまっても、きちんと訂正が出来ればその書類が無効になるようなことはありません。ただし、訂正にはルールがありますのでご注意ください。
失敗した捺印の正しい訂正方法
NGな訂正方法
まず、やりがちなのは失敗した印影を二重線で消して隣に捺し直す方法。
社内での確認書類などでしたら特に問題はないと思いますが、公的な書類等ですとこれは訂正方法として有効ではありません。
正しい訂正の仕方
正しい訂正の仕方は、まず失敗した印の一部に被せるように上から印を捺します。これが訂正印としての役割を果たします。その横に今度は一度目・二度目の印に重ならないように新たに押印をします。これで正しく捺印を訂正したことになります。
失敗は何回まで?
基本的には捺し直しは1回までとしましょう。
訂正の回数は、何回までであれば有効、何回以上であれば無効というはっきりとした法的な決まりなどはありませんが、何度も捺し直すことによって不正を疑われてしまう可能性もあります。結果的に書類が無効になってしまうこともありますので注意が必要です。
二度に渡って失敗してしまった場合には、書類の再発行などが出来るか担当者に尋ねましょう。ただ、すぐに再発行が出来ない契約書類などの場合にはよく確認が必要です。その都度、どのように処理するのがベストか確認をするようにしましょう。
修正テープで訂正はNG!訂正方法はしっかり覚えましょう
補足として、捺印の訂正に修正テープなどを用いることは厳禁です。書類改ざんと見なされる可能性もありますので、修正テープ・修正液は絶対に使用しないようにしましょう。
捺印の訂正は、二重線で消して横に捺し直せば良いと認識していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
二重線のみの捺印の訂正は公的書類やビジネスの書面では不適切です。悪意を持った第三者が別の印で修正する可能性を打ち消すためにも、正しく訂正をおこないましょう。
今回は捺印に失敗してしまった時、どのように訂正をすればいいかをお話させていただきました。
出来れば一回で綺麗に捺印をしたいものですよね。
次回はそんな捺印の失敗を防ぐために、「捺印のコツ」――印鑑を綺麗に捺すポイント についてお話したいと思います。
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