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2021/06/07

【店舗】鍵を落としてしまった!その状況から考えられるリスクとは?

こんにちは「株式会社カナイ ファインセキュア」店舗スタッフです。

前回、鍵をなくしてしまったお客様の
『鍵の番号からマンションが分かってしまうものなのでしょうか?』
というご質問から

「鍵番号のみで物件名や物件の住所を特定することは出来ません」
というお話をさせていただきました。 
(前回のブログはこちら

しかし、「鍵をどこかでなくしてしまったけれど、住所は特定できないから大丈夫」「100%安心だ」と言えるでしょうか?もちろん、その答えは「NO」です。

目次

鍵をなくしたとき危険な場合

いつ鍵を紛失したのか分からない、という場合もあるとは思いますが、紛失した可能性があるシチュエーションを思い返してみましょう。

例えば、外出時に施錠をし、鍵をかばんなどに入れようとしたタイミングなど、家のすぐ近くで自宅の鍵を落としてしまった可能性がある場合。その落とした場面を通り掛かった人が見ていたかもしれません。また、その場面を見た人でなくても、落ちていた場所によっては「おそらくこの家の鍵だろう」と予測がつく場合があるかもしれません。



また、勤め先や学校、ジムや習い事の場所など、自宅の住所を一部の人間が知っているような場所で鍵を紛失してしまった可能性がある場合も、それに近いことが言えます。

危険なのは、“住所が特定される・推定される状況で鍵が他人の手に渡ること”です。

それらに当てはまる場所で紛失した可能性が高い場合には万全を期す為に、早めに鍵穴(シリンダー)の交換をしておくのが安心です。

鍵に付属した情報に注意

複数の鍵をお持ちの場合、特に見た目が似ている鍵を同時に持つ場合など、鍵に貼ったシールや、鍵札・キーホルダーに物件名とお部屋の号数などをお書きになっている方をよくお見掛けします。
それらが保管用の鍵なら、管理の為に有効ですが、持ち歩く場合には非常にリスクが高いと言えます。

それらの鍵を落とした時、拾った第三者に、「この鍵は〇〇ビル(〇〇マンション)の□□号室の鍵である」というはっきりとした情報が渡ってしまうことになるからです。

持ち歩く鍵にはそれらの情報を記載しないか、どうしても記載が必要な場合にはせめて、情報の一部を伏せておくことをお勧めします。




非常に危険なシチュエーション

身分証明書が入った財布や定期入れなどの中に鍵を入れていて、一緒になくしてしまった場合などは非常に危険です。顔写真・住所・その家の鍵という大切な個人情報が一度に他人の手に渡ってしまうことから、犯罪に繋がる危険性があるからです。



もしこれらにあてはまる場合には、防犯上の観点から鍵穴(シリンダー)の交換を強くおすすめします。

本当にその鍵はなくしたのか?

補足ですが、鍵がいつの間にかなくなっていて、自分でなくしてしまったと思っていたが、実は元恋人や元配偶者、勤め先や学校内の人物など、身近な人が盗んでいた。実際にそんな事例があり、住居侵入・窃盗の罪で逮捕されたという事件も起こっています。

身近な人を疑ったり、そのような想定をするのは難しいことではありますが、そういった可能性を絶つためにも、少しでもそのような不安がある場合には、鍵穴の交換をしておくのが安心です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように考え始めると、恐怖を感じられる方も多いと思います。しかし、犯罪が多様化している現在、あらゆる可能性を想定して、ご自身、ご家族と大切な財産をお守りいただきたくこのようなお話をさせていただきました。

この機会に、“鍵の管理”と“鍵番号の管理”について皆様に改めてお考えいただければと思いますので、ご紹介の記事もぜひご一読ください。
3/3公開 → 『鍵番号』あなたは隠していますか?
3/5公開 → 鍵番号を悪用されないために

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