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2020/12/18
【施工例】ガタガタして戸先がぶつかる…扉不具合修繕工事
こんにちは、営業第一部です。
先日、扉不具合の修繕工事に行ってまいりましたので、施工の様子をお伝えいたします。
施工内容、金額面でも難しいご依頼でしたが、弊社のアイデアと技術力で無事完了させることができました。
目次
- ○ 1.ご依頼内容
- ○ 2.ご要望に沿ったご提案をいたします
- ○ 3.施工スタート
- ○ 4.取付完了!
1.ご依頼内容
お客様 「扉がガタガタしてるけど、メンテで治るかな?金具を止めて下さい。」
「それともピボットヒンジと軸を交換かな。」
工事業者 「・・・扉が壊れてます。」
お客様 「・・・!?」
選択肢 1:扉の交換 2:どうにか修繕
今回のご依頼は「扉の建付けがガタガタして、戸先が枠にぶつかってしまう」という不具合。
一見、ピボットヒンジ(扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉する金具)が外れかかっているように見え、ネジで止めれば治るかな?とのご相談でした。
ですが、実際に調査でのぞき込んでみると、ピボットヒンジの台座のスチール部品の溶接が扉と分離・外れてしまっていました。なんと、そこだけでなく、コンシールドドアクローザー(本体がドアまたは上枠の中に格納されているドアクローザー)を止めている台座もすっかり溶接が外れてしまっていました。
ピボットヒンジを交換したくても台座が外れていては治りません…。
またコンシールドドアクローザーをただ単に交換しようと思っても、台座が扉から外れてしまっているのではどうにもなりません。
溶接が外れる程壊れてしまうと、通常は扉交換をご提案しておりますが、今回はお客様からご要望があり別の方法で修繕を試みることに…
2.ご要望に沿ったご提案をいたします
お客様のご要望は「扉交換は予算が無いです。何とか修繕できませんか?」とのことでした。
修繕積立費が貯まるまで、何とか費用を押さえて持ちこたえて欲しいという場合、カナイファインセキュアでは、どうにか直す方法は無いかと、社内でアイデアを出し合い修繕する方法を考えます。
今回は、一般的に難しいと言われている、溶接を施すことにいたしました。
使用頻度の高いこの扉は、上部のピボットヒンジの部品(ベアリング)の経年劣化と、軸の摩耗での傾きも出ていたので、ヒンジも交換する事に。
コンシールドドアクローザーはまだ使えていたので、費用を抑えるために、そのまま継続利用する事といたしました。
どんな工事か気になりますよね?
実際の工事の様子を後述します。
3.施工スタート
出来上がりを見ただけでは、工事の大変さは伝わらないですよね。実に鉄が溶けるわけです。
\じゃじゃーん/
凄い火花です。強い光ですので、直に見ると、残像が暫く残り目がくらみます。
辺りには何とも言えない鉄の溶けたような焦げたような匂いがします。
よいしょ。
事前に火災警報器も塞いでおきます。
溶接は難しいですが、弊社でお引き受け可能です。
火花が散ります。
溶接の前に扉を外すのも、二人がかりで大変な作業です。
ピボットヒンジを取り付ける部分が完全にが外れてしまっています。(上の矢印)
下の矢印はドアクローザーの台座部分。
溶接の固定位置を決めるのも動いてしまうので一苦労です。
バチバチバチ~(まぶしい!!!)
扉上部のヒンジは溶接されているので交換しませんでしたが、ベアリングは交換しました。左が古いもの、右が新しいもの。
交換したベアリング。左が古いもの、右が新しいもの。
軸とカバーも交換。左は旧品。
4.取付完了!
綺麗に取付完了です。
今回は予算が厳しい中、社内でアイデアを出し合いお客様のご要望に沿える形でご提案することができました。
数々の施工実績があるからこそ可能なご提案です。
カナイファインセキュアへ、難しい修繕でもご相談ください。
ご要望に沿った解決策をご提案いたします。
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