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2025/02/04
暗証番号の落とし穴!暗証番号の安全な管理方法と対策
こんにちは、赤坂の鍵・防犯専門店 カナイ ファインセキュア です。
近年、スマートロックやデジタルロックといった電子錠が普及し、利便性が向上する一方で、新たなセキュリティリスクも生じています。その一例として、暗証番号の取り扱いに関する問題が挙げられます。
目次
- ○ 事件の概要
- ○ 暗証番号の安全な管理方法
- ○ ダミーパスワード機能搭載製品の紹介
- ・MIWA PiACKⅢ
- ・GOAL LaresIA
- ・ロックマン LC-105/-R(無加工取付け型)/ID-303FE(ガラス扉対応型)
- ○ まとめ
事件の概要
2024年9月、とあるマンションで発生した不法侵入事件では、侵入者が玄関の電子錠を不正に解錠しました。その方法は、パネルに残った指跡を分析し、暗証番号を推測するというものでした。
被害者は4桁の暗証番号を設定しており、パネル上の特定のボタンに指の跡が残っていたため、暗証番号の候補は24通りにまで絞られてしまいました。これに対し、ランダムな4桁の暗証番号を推測する場合、その組み合わせは1万通りにも及びます。このように、指跡が残ることで暗証番号が特定されやすくなるリスクがあるのです。
暗証番号の安全な管理方法
暗証番号の安全性を確保するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。まず、暗証番号は4桁ではなく、可能であれば6桁以上のものを設定し、推測されにくい組み合わせにすることが重要です。特に、生年月日や電話番号といった個人情報を基にした数字の組み合わせは避けるべきです。
また、暗証番号を入力した後は、タッチパネルに指跡を残さないように注意する必要があります。使用後にパネルを拭いて指紋を消すことで、不正に推測されるリスクを低減できます。
さらに、暗証番号を入力する際には、正しい番号だけでなくランダムな数字を押して指跡を分散させることも有効な対策となります。一部の電子錠にはダミーパスワード機能が搭載されており、正しい暗証番号とともにランダムな数字を入力することで、指跡から番号を推測される危険を防ぐことができます。
ダミーパスワード機能搭載製品の紹介
例えば、以下の製品にはダミーパスワード機能が搭載されています。
MIWA PiACKⅢ
MIWAロックのPiACKⅢは、操作の痕跡をカモフラージュする『フェイクPIN機能』(PAT)を備えています。先に表示されるフェイクの数字を消去してから暗証番号を入力しますので、暗証番号を特定されにくい設計です。
GOAL LaresIA
暗証番号入力の前にダミーキー(2~4桁、桁数および数字はランダム)入力画面が表示されるので、テンキー部の個所に痕跡が残ることで暗証番号を解読される恐れが軽減されます。
ロックマン LC-105/-R(無加工取付け型)/ID-303FE(ガラス扉対応型)
暗証番号と一緒にダミー番号を入力することができ、全体に残留指紋を残せる『ダミーパスワード機能』が搭載されています。
ガラス扉対応モデル ID-303FE / ID-303FE-R
まとめ
防犯対策が進化する一方で、侵入者も新しい手口を考案し続けています。安全な暮らしを守るためには、最新の対策を取り入れ、日頃からセキュリティ意識を高く持つことが重要です。
電子錠を使用する際は、暗証番号の設定や管理に注意し、適切な対策を講じましょう。
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