こんにちは、赤坂の鍵・防犯専門店 カナイ ファインセキュア 店舗スタッフです。

先日　“オフィスの裏口の鍵が真っ二つに折れてしまった！”　というお客様が来店されました。

オフィスビルのいくつかの扉の施錠をして回る作業があり、時間に余裕がなく、急いで鍵を回したら折れてしまったとのことでした。

幸い、折れた鍵は鍵穴から飛び出ている状態だったそうで、そのまま抜き取り、お持ち込み下さいました。

「折れてしまったこの鍵から合鍵って作れるのでしょうか？」このようにご質問を頂きましたが･･･

＼当店では、折れてしまった鍵からでも合鍵が作製できる場合がございます／

今回は折れてしまった鍵から合鍵を作製する方法、折れてしまった鍵の取り扱いについてご説明いたします。

目次

• ○  折れた鍵からの合鍵作製
• ○  無理は禁物！折れた鍵の取り出し
• ○  お困りの際は鍵の専門家へご相談下さい

折れた鍵からの合鍵作製

今回のように鍵が真っ二つに折れてしまったような際、折れた箇所以外に大きな歪みや変形が見られない場合には、その折れた鍵からでも合鍵が作製できる場合がございます。

当店の熟練スタッフの手であれば、変形の度合いを確認し、元の段差を読み取って合鍵作製へ繋げられることがございます。
状態を確認いたしますので、折れた鍵をそのまま当店にお持ち込み下さい。



ただし、次のような場合はご注意下さい。

・鍵全体が大きくねじれ、ちぎれたような折れ方をしている
・勢いよく折れて一部が欠けて見つからない ＝ 欠損部分がある

このような時は元の段差を読み取ることが出来ないので、お作り出来ない可能性が高くなります。



いずれもお写真などでの判断は難しいため、弊社店頭に直接お持ち込み下さい。
状態を確認し、合鍵作製の可否を判断させて頂きます。

お作りが出来ない状態の場合には、メーカー作製（鍵の取り寄せ）など、対応策を確認致します。

無理は禁物！折れた鍵の取り出し

鍵穴内で鍵が折れてしまった場合には、まず自分で取り出してみよう、という記事がネット上には多く散見されますが、当社ではお勧めしておりません。



針金や工具を使っての取り出し作業は、鍵穴内（シリンダー内部）の精密な機構を壊してしまう可能性があるためです。

ご自身でやっていただく範囲としては、あくまで 折れた鍵が鍵穴から数ミリ出ている場合のみ です。
鍵穴から出ている部分をピンセットや先の細いペンチなどを使って慎重に掴んで引き出して下さい。

ここでもし掴めずに奥に入り込んでしまった場合には絶対に無理をして取り出そうとはせず、私どものような鍵の専門業者をお呼びください。
数ミリ出ていても、掴むのに自信が無い場合にはもちろん業者を呼んでいただいて構いません。

接着剤を使ってくっつけて取り出す方法も紹介されているのですが、こちらも液状の接着剤が鍵穴内に付着してしまう可能性が高いので大変危険です。

また、鍵穴を外して分解してみよう、という動画も多く見られましたが、こちらも分解して戻せなくなってしまったという事例がいくつもあるため、お勧めは出来ません。

お困りの際は鍵の専門家へご相談下さい

今回ご相談いただいた折れた鍵は、細かく確認しましたところ段差を何とか読み取ることが出来ましたので、スペアキーを無事に一本作製してお渡しすることが出来ました。

折れた鍵が鍵穴内に入り込んでしまっている場合には、取り出そうと無理はしないで下さい。
鍵穴内部が壊れてしまった場合には、本来であれば鍵の取り出し作業のみで良かったところ、鍵穴（シリンダー）交換が必要となり、掛かる費用がかさんでしまいます。

危険な取り出し作業はせずに専門家にお任せ下さい。お困りの際にはどうぞお気軽にご相談下さい。

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