こんにちは、赤坂の鍵・防犯専門店 カナイ ファインセキュア 店舗部です。

私たちスタッフも日頃から鍵磨き等でよく使用している液状金属みがきの「ピカール」。

少量で効果が高く、非常に使い勝手の良い製品なのですが・・・「におい」がネックなのです。

ツンとした独特の刺激臭があり、使うと空間に広範囲に漂います。換気もしっかり行って使用する必要があります。

しかし、今回新しく“においがマイルド”な「ピカールネオ」を入荷しました！

この二つ、違いは溶剤だそうです。
ピカールは灯油が溶剤ですが、ピカールネオは臭いの少ない溶剤が使われています。

ピカールの独特の刺激臭は「灯油の臭い」だったわけですね。
では、ピカールネオがどのくらい匂いが少ないのか、早速フタを開けてかいでみます。

「え！？」あまりに匂いが少ないので、そんなはずはないと、鼻を近づけてみました。
もちろん無臭とは言えませんが、ほんの僅かなにおいのみで刺激を感じるようなにおいはありません。思った以上のにおいの少なさです。

しかもこの商品、「通常のピカールと研磨力は変わらない」とされているのですが、果たして本当でしょうか？
においが穏やかな分、研磨力も穏やかなのではないか･･･？と疑ってしまいます。
ということで試してみることにしました。

目次

• ○  ピカールネオの実力はいかに
• ○  手軽に金属をピカピカに

ピカールネオの実力はいかに

用意したのは、同じ環境で何年も使われずに置かれていて、酸化してしまった鍵の材料です。



表面が黒っぽくくすんでしまっています。

ではこれを、それぞれピカールとピカールネオで磨いてみましょう。



中の液体はピカールが乳白色、ピカールネオは白色をしていました。





それではまずは「ピカール」から。



乾いた柔らかい布にピカールをつけて馴染ませていきます。強くこすらなくても何度か拭いていくと表面の汚れが落ちてきました。さすが、信頼のピカール。

では、続いてにおいの少ない「ピカールネオ」でも試してみましょう。



こちらも優しく撫でるように繰り返し拭いていくと表面の汚れが落ちてきました。
これは、本当に違いが無さそうです。

仕上がりはこちら。
同じ環境でくすんだ鍵を真ん中に置いてみました。



今回、元の鍵がマットな質感のシルバー色の為、光沢のあるシルバーにはならず少し分かりづらいですが、表面の黒っぽいくすみがしっかりと取れています。
においがここまで少なくて研磨力が変わらないなんて、こちらを使わない手はありません。

そうなってくるとあとはお値段です。



当店の販売価格で

「ピカール」は300ｇで880円（税込）
「ピカールネオ」は180ｇで720円（税込）

ネオの方がやや割高です。

少量でかなり伸びも良いので、特に大量に使われる予定の無い方はネオで十分かと思います。

逆に継続的に使用する予定のある方などは容量の多いピカールの方がお得です。

手軽に金属をピカピカに

ピカールはほとんどの金属製品に使用できる為、使える場面がたくさんあります。
機械や自転車の金属部分、鍵やシルバーのアクセサリー、キッチンのステンレスシンクなどにも使用が出来ます。

ただし、メッキ加工が施されたもの などはコーティングが剥がれてしまいますので注意が必要です。また、もともと 鏡面仕上げ がしてある金属製品なども細かな傷がついて目立ってしまう可能性があり、こちらも注意が必要です。
大切な金属製品などに使う際には、目立たないところで少量ずつ試してみた方が安心です。

キッチンのステンレスシンクに使用する場合、ドラッグストアなどで売られているクレンザーと何が違うの？と思われる方もいらっしゃると思います。実はクレンザーよりもピカールのほうが研磨剤の粒子が細かいので、綺麗な仕上がりになります。

使用する際には、缶をよく振り、必ず手袋をして、換気をしならがら作業をおこなってください。

今までピカールを使用したことがないという方も、においの少ない「ピカールネオ」であれば、ご自宅のキッチンなどでも使いやすいと思いますので、是非試してみて下さい。

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