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2021/04/12

【店舗】水性塗料と油性塗料どちらがいいの?

こんにちは、店舗です。

やっと緊急事態宣言も解除され、これからいよいよ経済活動が盛り返していくことに期待したいところですが、再び感染者数が増えつつあり、東京都にも「まん延防止等重点措置」の適用がされました。できるだけ早く日常を取り戻すためにも、引き続き油断はせず、もうしばらく外出は控える日々になりそうです。

以前にもお話をさせていただきましたが、最近は休日も家で過ごされる方が多いため、DIYや室内外のちょっとした補修など、ご自身でされる方が増えています。特に最近は、玄関周り・ポスト・ガレージなど、剥がれた塗装の補修やお色味を変えるなどのご要望で、塗料をお買い求めいただくことが増えました。

そこで、店頭でよくご質問をいただく内容について本日はお答えしていきます。

目次

水性塗料と油性塗料ってどう違うの?どうやって使い分けるの?

「水性塗料」と聞くと、水性ペンのようなイメージで、水に弱い・水が掛かったら滲んでしまうようなイメージを抱かれる方が多いようです。

しかし、塗料における水性・油性の違いとは、顔料を溶かしている“溶剤”の違いであり、塗料自体の耐性のことではありません。

◎「水性塗料」=溶剤が水
◎「油性塗料」=溶剤がシンナーなどの有機溶剤

水性塗料もしっかり乾いて塗膜が硬化していれば、雨などで濡れても流れ落ちる心配はありません。

具体的に水性塗料と油性塗料を比較してみましょう

〇水性塗料の特徴

<メリット>
・臭いが少ない
水性塗料の最大の特徴です。水ベースのため、ペンキ特有のシンナー臭がしません。塗装面がしっかりと乾けば塗膜ができ、耐水性もあります。

・人と環境にやさしい
 大気汚染やシックハウス症候群の一因となるVOC(揮発性有機化合物)の排出が少ない点で、人にも環境にも優しいと言えます。

・扱いやすい
使用した道具類を水道水で洗うことができます。また、油性塗料のように燃えやすい有機溶剤である揮発性シンナーなどを含まない為、引火する危険が少なく保管時にも安心です。


<デメリット>
・乾くのに時間が必要
塗料内の水分が蒸発して乾くのを待つため、気温の低い時期や梅雨などには乾くまでに時間を要します。

・密着性が油性には劣る
近年では水性塗料の品質も向上していて、ほとんど差がないものもありますが、基本的には油性の方が構造上、塗膜が強く耐久性は高いと言えます。また、金属部分には密着しにくい性質がある為、金属面の塗装には向きません。

〇油性塗料の特徴

<メリット>
・仕上がりが美しい
一度塗りでもムラになりづらくツヤがあり、仕上がりが美しいという特徴があります

・密着性が高い
水性塗料より強固に付着する性質があるため、水性塗料に比べると長い目で見て安定した耐久性があると言えます。また、水性塗料が向かない金属面にも使用できます。

・乾くのが早い
有機溶剤は蒸発するのが早いので塗布後の乾燥時間が短く済みます。雨や湿気の影響を受けにくいところが大きな利点です。

<デメリット>
・臭いが強い
一番のデメリットは、やはり特徴的な刺激臭、シンナー臭がすることです。
お子さんがいたり、ご体調に留意が必要な方がいる場合には、特に注意しなければなりません。使用場所によってはご近所など、周囲にも気を配る必要があります。

・扱いに注意が必要
 使用した刷毛は専用のペイントうすめ液などを使用しないと洗浄が出来ません。
また、引火性があるため火気厳禁であり、保管時に注意が必要です。

選び方・まとめ

塗装面が室内の箇所であれば臭いが少ない水性塗料がおすすめです。また、道具の管理を出来るだけ簡単にしたいという方へも水性塗料をおすすめします。

それに対して、冬場や梅雨の時期などは乾きの早い油性塗料がおすすめです。また、金属面や、屋外で直射日光や風雨に晒されるような場所にも油性塗料がよいでしょう。

以前は油性塗料のほうが品質が高いとされ値段も高額でしたが、現在は人や環境に優しい水性塗料の開発が非常に進んでおり、品質もほとんど互角のものも多いと言えます。価格帯にもほとんど差はありません。当店で扱っている商品も、水性・油性同じ容量で同価格です。




どちらが優れているというわけではなく、両方に異なる性質があるのです。それぞれの特徴、利点と注意点を踏まえて、ご使用になられる場所や環境によってお選びいただけると良いと思います。店頭スタッフにどうぞお気軽にご相談ください。

※外壁など広範囲に及ぶ場所の場合、壁の素材や劣化状況などにより、塗装剤の種類や下地材の有無など、総合的な判断が必要になるため、外壁塗装業者さんなど、必ず専門家にご相談ください。


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