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2021/03/03
【店舗】『鍵番号』あなたは隠していますか?
目次
ネットで合鍵作製ができる時代!便利だけど…
新生活のために引っ越しをしたり、オフィスの環境が変わったり、
この時期、新しい鍵を手に入れたり管理をされたりする機会が増えています。
「合鍵の作製」というと、まず思い浮かべるのは鍵屋に手持ちの鍵を持ち込み作製してもらう、という手順です。
しかし、近年はシリンダー(鍵穴)の精度が高まり、店頭での合鍵作製が困難であったり、セキュリティー上の理由で店頭での作製が禁じられている鍵もあります。
その場合、主にメーカーに鍵の発注をかけることになるのですが、実は鍵屋を通さなくても、エンドユーザーであるお客様ご自身で発注することが可能です。
最近ではパソコンやスマホを使って、お店に赴いたり専用の書類を書いたりせずに、インターネットのみで注文から配送まで完結する環境も増えています。
大変便利なものではありますが、セキュリティー上はどうでしょう。
もちろん、注文を受ける各社・各店、身分証データの添付であったり、セキュリティー対策を講じているお店はたくさんあります。しかし、その本人確認は、“鍵の注文者の身分証明”であり「注文者」=「鍵の所有者」であることを証明したり判断することは難しいのです。
したがって、鍵番号を入手さえすれば、誰でも合鍵を作ること自体は可能なのです。
鍵番号を知られる恐さ
2016年9月、女子大学生宅に合鍵を使って見知らぬ男が不法侵入したという事件がありました。
このケースでは、男が何らかの機会に鍵番号を盗み見たということではなく、被害女性の住むマンションに管理会社を装って立ち入り、鍵のメーカーや番号の情報を、本人から直接得て合鍵を作製したのです。なんとも大胆な犯行手口でした。
この事件では女性に被害が及ぶことは無かったものの、もしも侵入時に犯人と遭遇したら・・・そんな想定をすると大変恐ろしく、非常に深刻な事件です。
まず、 “鍵番号から合鍵が作れる”
そのことを一般の方にも常識として広く知っていただきたいと思っています。
普段の生活の中で思い当たることはないでしょうか?
◆会社やカフェ・レストランなどでキーリング・キーケースなどをテーブルの上に置いたりしていませんか?
――番号を書き留めたりするのは難しくても、写真を撮ることは出来るかもしれません。スマートフォンの画質もかなり向上しています。
◆自宅玄関にオープンな状態で置いてはいませんか?
――自宅玄関はデリバリーや配送業者、その他ご家族以外の来訪者を迎える場所です。そのキーは本当に誰の目にも触れませんか?
◆ベルト通しにキーリングやキーチェーン
――歩いている時には番号までは見えないかもしれません。では信号待ち、電車の中はどうでしょう?
今一度、鍵の持ち歩き方、保管方法も見直してみてください。
次回は、リスクを避けるために、具体的にどういったことが出来るか考えていきましょう。
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